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ランパセラピーの費用ってどれくらい?
矯正治療にかかる費用をお伝えします
2025年4月を目途に、当院では矯正治療「ランパセラピー」の費用改定を予定しております。
それに伴い、当院のランパセラピーは「成長発達総合歯科プログラム」としてブラッシュアップします。プログラムには、MFT、鼻腔通気度や睡眠時無呼吸の検査・評価等も組み入れ、こどもたちの成長に特化した診療プログラムとして高みを目指してまいります。費用の改定につきましては何卒ご理解を賜れますと幸いです。
はじめに
ランパセラピーは自由診療(保険適用外)となりますが、価格設定には一定の基準があります。
表記にて過度に費用が抑えられている医院では、必ず詳細をご確認ください。歯列を整えるのは、別費用という医院もございます。
矯正治療の多くは自費診療であり、決して安価でないことは承知しております。しかし、治療に対して「安いから」という判断基準はあまりおすすめできるものではありません。
医療といえど、一企業です。原価率や利益率など様々な要素から価格を決めています。大体同じような価格帯になってくるのは自然なことですので、過度に目を引く価格には何か理由があるかもしれないと気に留められてください。矯正治療とは物品を販売するものではございません。薄利多売などできないんですね。
もしもこの先、矯正治療が価格競争にさらされる状況になっても、当院は患者様のご負担に見合う治療結果をもってお返しするとの信念を持って取り組んでまいります。
RAMPA(ランパ)セラピーとは、歯並びが悪くなる原因の根本的な解消を目指し、歯がきれいに生えるような土台に整え直そうという治療になります。
ランパセラピーについて、まだ知らない方や先に知っておきたい方は、下リンクからどうぞ。
保険診療のお話しになりますが、時折、A院とB院で同じむし歯の治療をしたのに、B院ではすごい高い!というようなお話しを聞くことがあります。
まず保険診療には統一された価格基準があると覚えてください。全く同じ治療をしたならば、全く同じ費用になります。医院ごとに価格が違うことはありません。
ただし同じむし歯治療といっても非常にあいまいな括りですので、必要な治療は人それぞれですし、時々にもよります。もちろんやってもいない治療を請求することや必要ではない治療をあえておこなうなど言語道断な話ですが、大多数のクリニックでは必要な治療をその人のためにと考えています。「安い」だけにフォーカスしてしますと、本当に必要な治療をしてもらえていないことに気付けないかもしれません。歯科治療は、その場限りではなく、長い目でお考えください。きちんとお話をすること、コミュニケーションが大切ですね。
費用について
当院の矯正治療では、歯列を整えるまで費用に含まれております。ただし治療の進捗によっては追加費用が発生する場合がございます。治療経過が順調であれば、基本的に追加の必要性はありませんが、最近の傾向ではその限りではありません。
月々の調整料、また装置の破損や紛失などは再製作となりますので費用が発生いたします。
当院では特殊な口腔外科処置以外は、矯正治療においてもスタートからゴール(歯列を整える)まで当院にて一貫して行います。
「限られた矯正診療日しか受診できない」や「別の先生に進捗などを診てもらう」などのご不便はございません。これらも案外ある例なので、必ずご確認ください。
具体的な費用
※表示は税込み
- 矯正相談 無料
- 治療前検査(資料取り) 33000円
- ランパセラピー 143万円(2回まで)
- バイオブロックセラピー 99万円
- 調整費 5500円/都度
※装置の調整のため、月2回程度の通院が必要です。装置の取付・取外しを伴う場合などは、別途費用およそ16500円~33000円程度が発生いたします。
それ以外に
- RAMPA追加費用(3回目以降) ※治療の進捗によります(33万円程度)
- 装置の紛失・破損 ※装置の種類によります(11000円~55000円程度)
などの費用が発生する場合があります。追加費用がかかる事例は、治療開始前のお子様の状態やご家庭のご事情などによります。また矯正費用(143万円もしくは99万円)は一律の価格ですが、それ以外の費用に関してはお子様ごとに異なる場合がございます。ご了承ください。
TOPIX
2024年4月現在、現行のRAMPAフレームを改良し、治療をより効果的・効率的にする「ヘルメットタイプ」のRAMPAを試験的に運用しております。お子様の骨格を3Dスキャナーでデータ化し、よりお子様に合わせた次世代のRAMPAとなっています。
ご希望のご家庭には提供を始めておりますが、まだ装置の製作数も限られ、追加費用のご負担(+16.5万円程度)もお願いすることになります。この装置は開発者である三谷医師の吉祥寺こども診療室他、数院のみでの取り扱いとなります。
お支払方法
1.現金、もしくは銀行振込によるお支払い
2.クレジットカード払い
3.アプラスデンタルローン(最大120回払い)
※利率は5.8%とご入力ください。下記例は目安です。確実なものではありません。
お支払い例目安(RAMPA)
①60回均等払い
初回28292円
2回目以降27500円
②120回ボーナス併用払い
初回14586円
2回目以降10700円
ボーナス月追加30000円(年2回)
4.医院分割払い
費用の分割につきましては可能な限りご相談を承ります。
※概ね2回程度の分割まで。金利はいただいておりません。
当院では、ランパセラピーの存在を、多くの方に知っていただきたいと考えています。
親御様からの「もっと早くから知っていれば…」のお声は複雑な思いで受け取っています。プロモーションやモニターにご協力いただける方は、費用のご相談も承ります。矯正相談時などに、ご遠慮なさらずお声がけください。
ですがその目的は、「RAMPAの認知」であって、症例数を増やし優位性を示すためのものではありません。治療には最低限かかる技工費・人件費等があります。モニター価格実質無料のような設定はありませんし、いたしませんことはご理解ください。
他の矯正治療との比較
他の矯正治療におきましては、扱っている矯正治療の種類や医院ごとで大きな幅があります。下記はあくまで目安です。ご了承ください。
また追加の費用や調整料などホームページ等では表記されていない費用が発生する場合もあるようです。費用に関しては、必ず詳細をご確認ください。
- 一期矯正 30万~50万円程度
- 二期矯正 60万~120万円程度
- マウスピース矯正 5万~70万円程度(種類によって大きく異なります)
- ワイヤー矯正 70万~90万程度
- 機能性矯正 10万~70万円程度(種類によって大きく異なります)

まとめ
ランパセラピーは、おそらく矯正治療の枠内では最も費用のかかる矯正治療かと存じます。これは、ランパセラピー自体の特殊性や、それに付随した矯正装置等の技工料が他の矯正治療の数倍であることなどによります。しかし何のための特殊性なのかを今一度思い返していただけますと幸いです。
歯を並べることで治療やご希望が完結するならば、ランパセラピーは単なる高額な矯正治療です。しかし、歯並びや呼吸のことでお悩みの方々の症状やご希望は様々です。
例えご希望は歯並びだとしても、すべての人に比較的安価なマウスピース矯正が適応するわけでもありません。一期矯正・二期矯正も基本的にはセットでお考えください。
過去には「ぼったくり」などと言われ、心を痛めたこともございます。それでも当院は自負を持って、ランパセラピーを軸とした顎顔面口腔育成療法に取り組んでおります。
矯正費用についてのご案内
こどもと女性の歯科クリニックでは、矯正治療終了後も20歳までは経過観察・アフターフォローをしてまいります。そのため治療終了後も定期的な通院をお願いしています。これは当院独自のシステムであり、矯正治療自体の費用にメンテナンス費として含まれているものではございません。あくまで矯正治療後の経過を観察し、お口の環境を維持していくためのシステムになります。
矯正費用では月々の調整料を含めたトータルフィーでのプランもご用意しておりますが、20歳までに関わる費用すべてを担保するものではありませんので、ご留意ください。

こどもの矯正とRAMPA(ランパ)セラピーの5つのポイント
- 1 舌が正しい位置に付かなくなってくるのは、乳幼児期からの様々な生活習慣の積み重ね。特に近年は赤ちゃん期の首周りの筋緊張による影響が大きい。
- 2 歯並びの問題も含め、最重要ポイントになるのが「舌が正しい位置(上顎につく位置)にあること」、もしくは「きちんとした鼻呼吸が出来ること」
- 3 ある程度の年齢に達し日常化したこどもの口呼吸を鼻呼吸に変えるには、すでに骨格的なアプローチが必要な段階になっている場合が多い。
- 4 呼吸と歯並びの問題は密接な関係にあることの理解が必要。ランパセラピーの視点から見れば歯列の矯正だけで完結する問題は決して多くはない。
- 5 矯正治療でまず考えるべき目的は「歯並びを整える」なのか?「歯がきれいに生え揃うお口に整える」なのか?
当院では必要のない治療をおすすめすることはありません。
どの治療、どのクリニックを選ばれるかは矯正治療の入り口であり、最も大切なことです。ご選択にあたり、そのご負担は大きいところと存じますが、お子様の将来に関わることとして、今ひと時のリサーチをお願いいたします。ぜひ複数のクリニックでお話しを伺ってください。ご家庭で話し合われてください。その結果による「矯正治療に対するご判断」がご家庭ごとの最適解と当院は思います。当院から精一杯お伝えさせていただくならば、「ランパセラピーが必要」と感じられるお子様は少なくございません。
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この記事を監修した人
こどもと女性の歯科クリニック
院長 岡井有子
看護師として京都市内の産婦人科勤務を経て、大阪歯科大学に入学。同大学大学院歯学研究科で小児歯科学を学ぶ。2017年、港区に「こどもと女性の歯科クリニック」開院。プライベートでは2児の母として忙しい毎日を送っている。

こどもと女性の歯科クリニック
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