コラム

ランパセラピー(矯正治療)の費用はどれくらい?
矯正相談や治療前検査についてもご説明

当院では2026年3月より、矯正治療「ランパセラピー」の費用改定を予定しています。

当院のランパセラピーは、MFT、鼻腔通気度や睡眠時無呼吸の検査・評価等も組み入れ、こどもたちの成長に特化した診療プログラムとして高みを目指してまいります。費用の改定につきましては何卒ご理解を賜れますと幸いです。

本ページ表記の費用は改定後の2026年3月1日からの費用です。改定前の費用につきましてはお問い合わせください。2026年2月末までに矯正相談を受けられ、ご契約をいただけた方は現行費用が適用されます。

矯正治療費のご説明|矯正相談や治療前検査って何をするの?

ランパセラピーは自由診療となりますが、価格設定には一定の基準があります。

過度に費用が抑えられている表記は、必ず詳細をご確認ください。歯列を整えるのは、別費用という医院もございます。

矯正治療が決して安価でないことは承知しておりますが、治療に対して「安いから」という判断基準はあまりおすすめできるものではありません。

医療といえど、一企業です。様々な要素から価格を決めています。同じような価格帯になってくるのは自然なことですので、目を引く価格表記には何か理由があるかもしれないと気に留められてください。矯正治療とは物品を販売するものではございません。薄利多売などできないんですね。

もしもこの先、矯正治療が価格競争にさらされる状況になっても、当院は患者様のご負担に見合う治療結果をもってお返しするとの信念を持って取り組んでまいります。

顎の骨格の劣成長は、呼吸機能の低下から、脳や身体の酸素不足を招きます。ランパセラピーは他の矯正と何が違うのか?今まで悩んでいた小児矯正に関する疑問。ランパセラピーの中に、その答えが見つけられるかもしれません。

目次

    当院では、ランパセラピーの存在を、多くの方に知っていただきたいと考えています。

    親御様からの「もっと早くから知っていれば…」のお声は複雑な思いで受け取っています。プロモーションやモニターにご協力いただける方は、費用のご相談も承ります。矯正相談時などに、ご遠慮なさらずお声がけください。

    ですがその目的は「RAMPAの認知」であって、症例数を増やし、優位性を示すためのものではありません。治療には最低限かかる技工費・人件費等があります。モニター価格無料のような設定はありません。

    費用について

    当院の矯正治療では、歯列を整えるまで費用に含まれています。治療の進捗によっては追加費用が発生する場合があります。追加の前提はありませんが、最近の傾向ではその限りではありません。こどもたちを取り巻く環境は深刻です。

    月々の調整料、また装置の破損や紛失などは再製作となりますので費用が発生いたします。

    当院では特殊な口腔外科処置以外は、矯正治療においてもスタートからゴール(歯列を整える)まで当院にて一貫して行います。

    「限られた矯正診療日しか受診できない」などのご不便はありません。

    矯正費用のご説明

    ランパセラピー・バイオブロックセラピーは自由診療(保険適用外)です。

    表示価格は2026年3月の費用改定後の価格です。2026年2月までにご契約を済まされた場合は治療開始が3月以降だとしても旧価格が適用されます。現行価格についてはお問合せください。

    表示は税込み

    矯正相談
    • 個別相談(平日) 3,300円
    • グループ相談(月一回開催) 無料
    治療前検査(資料取り) 55,000円
    • 資料取りまで進まれた場合は相談料込みの価格です。
    ランパセラピー(2回まで) 165万円
    バイオブロックセラピー 121万円
    調整費
    • 5,500円/都度(平日)
    • 6,600円/都度(土日祝)
    • 装置の調整のため、月2回程度の通院が必要です。
    • 装置の取付・取外しを伴う場合は別途16,500円~33,000円程度が発生いたします。

    それ以外に

    RAMPA追加費(3回目以降) 33万円
    
    装置の紛失・破損 ~55,000円程度
    金属床追加費(大人のRAMPA) 550,000円〜

    などの費用が発生する場合があります。追加の必要性は、お子様の状態やご家庭のご事情などによります。また矯正費用は一律ですが、それ以外の費用に関してはお子様ごとに異なる場合があります。

    矯正相談と治療前検査

    個別相談時には以下のことを行います。グループ相談時には一部割愛させていただく場合もありますので、ご了承ください。

    1. カウンセリング:お悩みやご希望などをお伺いします。
    2. ランパセラピー治療説明:資料と症例からランパセラピーという治療をご説明します。
    3. 口腔内チェック:目視でお子様のお口の状態を確認し、お子様の現状をご説明します。むし歯の有無や萌出スペースも確認します。
    4. CT撮影:鼻腔容積・気道容積・骨格の状態を確認し、お子様の現状をご説明します。

    矯正相談にてご納得がいただけましたら、治療前検査へと進みます。以下の項目を中心に、お子様の状況を詳細に分析し、ご説明いたします。

    治療前検査の主な項目

    当院はこういうところを見ています。

    • 鼻副鼻腔容積・気道容積計測=呼吸時の通気性
    • ANSとPNSの距離計測=口蓋のひずみ
    • S-Nの距離計測(脳頭蓋底のセラ点とナジオン点の距離 ※この距離が短いほど受け口傾向です)
    • ゴニアルアングル計測=下顎のひずみ
    • 顔の左右差・頭蓋骨の形状確認
    • 頭位・舌位・頚椎の形状確認
    • 歯の萌出スペース確認
    • 睡眠時無呼吸AHI計測・鼻腔通気度計測
    • 3Dによる顔貌と口腔内撮影など

    主な使用機材:CT・セファロ・パントモ・レイフェイス・口腔内スキャナー

    エビデンスの確立を待つべきか?

    ランパセラピーについて、「エビデンスはあるんですか?」とご質問を受けることがあります。親御様は心配なのでしょう。それはそうです。

    一方、SNSなどの発信では、安易に「エビデンス」という言葉が使われている印象を受けます。まず、エビデンスには「レベル」があります。おそらくそれらまで知らずに使っている。だから「安易に」という印象を受けてしまいます。


    エビデンスレベル

    1. メタ分析 複数の信頼できる論文を統合・分析したもの。
    2. ランダム化比較試験(RCT)患者をランダムに2群に分け、治療の有無で結果を比較した統計学的な試験。
    3. コホート研究特定の集団(例:口呼吸の子)を長期間追跡し、要因と結果の関連を調べる。
    4. 症例対照研究すでに結果が出ている人を過去にさかのぼって比較研究する。
    5. 症例報告:実際の患者さんの治療経過や臨床報告。
    6. 専門家の意見 権威のある先生の見解や基礎研究。

    多くの人のエビデンスは、おそらく「レベル1」を指しています。


    「レベル1」であっても、それは統計学的な平均値であって、「100人のうち100人全てに効果がある」というような「絶対」ではありません。例えば「100人のうち70人には効果がある」という統計です。つまり、残りの30人には「レベル1」は無意味ということになります。

    率直に言います。ランパセラピーに「レベル1」のエビデンスまではありません。そうなるべく積み重ねている過程にあります。

    全ての革新的な治療は、まず「レベル6」の、ある一人の閃きから始まります。30年ほど前の三谷先生の閃きと努力がそれです。研究に注力したとしても、それが「レベル1」まで昇華するには数十年かかります。

    ただ、数十年後の「レベル1」は、「今、呼吸に悩んでいる子ども」にとっては何の救いにもなりません。

    三谷先生ご自身も仰っていますが、「私たちは研究者ではなく、臨床家」です。目の前の子どもたちを「どうにかできないか?」が全ての根本にある想いです。「レベル1」になるまで、子どもの成長は待ってはくれません。

    私たちは「100人」という統計・平均値を追う議論よりも、目の前の「100通り」の子どもたちのために仕事をしています。

    ランパセラピーが、目の前の代わりのきかない一人ひとりの子どもたちの人生の土台になれば、それは何よりの喜びです。

    ランパセラピーに画一的な統計データが不足しているのは事実ですが、ランパセラピーを明確に否定できるエビデンスがないのも現実です。その代わり、当院には数百症例を超える「個別化された臨床的エビデンス」があります。既存の矯正治療の常識を乗り越え、生き残ることができる科学的根拠であるようにランパセラピーは歩んでいます。


    そして大切なこと。EBM(エビデンスに基づく医療)について。

    EBMの提唱者サケット博士は、エビデンスに基づく医療とは、以下の三要素の統合と定義しているそうです。

    1. 外部エビデンス(研究結果・論文など)
    2. 医療者の臨床技能(経験・技術・専門性など)
    3. 患者の意向と価値観

    統計や研究は、臨床を助けるものであって、それらは患者さんのためにあると理解しています。

    ともすれば「エビデンスは?」との問いかけは、臨床と患者さんを軽視した発言になりかねません。革新的な医療に対し、「レベル1」のエビデンスがないからと否定をするのは、EBMの理念にも反した「エビデンスという言葉の誤用」になってしまいます。


    「エビデンス」の確立ももちろん大事。ですが、それが実際に意味を為すのは、数十年後の子どもたち。当院は臨床的事実を優先してまいります。

    ランパセラピーの費用は、装置代という消費ではありません。お子様のこれまでの時間の中で失ってしまった何かを取り戻し、未来へ繋げる投資となるはずです。

    ランパセラピーオンライン説明会【BABY&Lab】

    赤ちゃんセミナーの内容を配信サイト用に編集。赤ちゃんセミナーを追体験しながら、ご家庭で実践できる動画サイトとしてご紹介します。BABY&Labは、赤ちゃんと共にこれから育てていくサイト。まだ生まれたばかりです。(要会員登録)

    • ランパセラピーオンライン説明会は【BABY&Lab】でお知らせします。(準備中)

    情報提供:こどもと女性の歯科クリニック

    制作運営:spinnerbait

    お支払方法

    1.現金、もしくは銀行振込によるお支払い


    2.クレジットカード払い


    3.アプラスデンタルローン(最大120回払い)

    お支払い例

    【ランパセラピー165万円の場合】

    ①60回均等払い

    初回34,460円

    2回目以降31,700円

    ②120回ボーナス併用払い

    初回19,430円

    2回目以降13,100円

    ボーナス月追加30,000円(年2回)

    ※利率は5.8%とご入力ください。お支払い例は目安です。確実なものではありません。

    医療費控除

    医療費控除とは、1年間(1月〜12月)に家族全員で支払った医療費の合計が、原則「10万円」を超えた場合に、確定申告を行うことで税金が安くなる制度です。次表をご参考にされてください。

    病院の窓口での支払いに加え、通院のための交通費や市販の薬代も合算できます。申告すると、所得税の一部が還付(返金)され、翌年の住民税も軽減されます。家計の負担を軽くできる大切な制度ですので、領収書や医療費通知は大切に保管しておきましょう。

    ※控除額については必ずご自身でご確認ください。責任は負いかねます。

    RAMPA料金表・医療費控除 (1)

    他の小児矯正治療の費用目安

    他の小児矯正治療におきましては、扱っている矯正治療の種類や医院ごとで大きな幅があります。下記はあくまで目安です。ご了承ください。

    また追加費用や調整料などホームページ等では表記されていない費用が発生する場合もあるようです。費用に関しては、必ず詳細をご確認ください。

    • 一期矯正 30万~50万円程度
    • 二期矯正 60万~120万円程度
    • マウスピース矯正 5万~70万円程度
    • ワイヤー矯正 70万~90万程度
    • 機能性矯正 10万~70万円程度

    他の小児矯正治療との違い

    以下の表は、小児の矯正治療、またRAMPA専門医院として、ご提示しています。

    例えば骨格的には問題なく、各症状に別の原因が考えられる場合には、「△」の表記は気にする必要がない場合があります。

    これらの原因を骨格に求めた場合、矯正治療を通して、どれだけアプローチできる可能性があるのかとの視点でご理解ください。

    最近、見かけられる「歯並びと学力」などの一見無関係と思えるワードによる発信は、これらの改善による副次的効果として謳っている内容がほとんどです。ですが、学力は「健康」という土台の上に成り立つものです。何より学力が大事との親御様はいらっしゃらないのではないでしょうか。

    RAMPA 拡大床矯正 マウスピース矯正 補足事項
    口呼吸△適用症例は限定的
    鼻づまり△適用症例は限定的
    いびき・無呼吸△適用症例は限定的
    歯並び※1
    ガミー△適用症例は限定的
    姿勢△適用症例は限定的
    抜歯の懸念抜歯の可能性はほぼなし(一期矯正時)
    後戻りリスク※1
    治療負担△通院や装置装着の負担
    費用負担△費用負担は大きい

    ※1.RAMPAでは土台である骨格から改善しますので自然できれいな歯並びに整いますが、他矯正では個人差が大きくなります。審美を重要視するならば、ワイヤー矯正が最も効果的ですが、二期矯正時には抜歯の可能性があります。いずれにしても矯正治療後の歯並びの維持には、生活習慣の改善が重要です。これはRAMPAも同様です。

    どうしてこれだけの差が出てくるのかと疑問を持たれるかもしれませんが、これらは治療の優劣ではなく、「歯並びが悪くなる原因の根本改善」とはこういうことなのだとご理解ください。現実的に、骨格の劣成長が進み、深刻化した口呼吸を改善するのは、簡単なことではありません。検査結果によるご判断が何より大切になります。

    顎の骨格の劣成長は、呼吸機能の低下から、脳や身体の酸素不足を招きます。ランパセラピーは他の矯正と何が違うのか?今まで悩んでいた小児矯正に関する疑問。ランパセラピーの中に、その答えが見つけられるかもしれません。

    まとめ:矯正費用とは?

    ランパセラピーは、おそらく矯正治療の枠内では最も費用のかかる治療です。これは、その特殊性や、付随した矯正装置等の技工料が、他の矯正治療の数倍であることなどによります。しかし何のための特殊性なのかを、今一度思い返していただけますと幸いです。

    歯を並べることで治療が完結するならば、ランパセラピーは単なる高額な矯正治療です。しかし、歯並び以上に大切なこと、実効的な呼吸へのアプローチが可能です。

    例え、ご希望は歯並びだとしても、すべての人に比較的安価なマウスピース矯正が適応するわけでもありません。一期矯正・二期矯正も基本的にはセットでお考えください。

    過去には、治療の理解を得られず、「ぼったくり」と言われ、心を痛めたこともございます。それでも当院は自負を持って、ランパセラピーを軸とした顎顔面口腔育成療法に取り組んでいます。

    矯正費用についてのご案内

    こどもと女性の歯科クリニックでは、矯正治療終了後も20歳まではアフターフォローをしてまいります。そのため治療終了後も定期的な通院をお願いしています。これは当院独自のシステムであり、矯正治療の費用にメンテナンス費として含まれているものではございません。あくまで矯正治療後の経過を観察し、お口の環境を維持していくためのシステムです。

    矯正費用とは、20歳までに関わる費用のすべてを担保するものではありませんので、ご留意ください。

    保険診療

    時折、A院とB院で同じむし歯治療をしたのに、B院ではすごい高い!というようなお話しを聞くことがあります。

    まず保険診療には統一された価格基準があると覚えてください。全く同じ治療をしたならば、全く同じ費用になります。医院ごとに費用が違うことはありません。

    ただし、同じむし歯治療といっても、あいまいな括りですので、必要な治療は人それぞれですし、時々にもよります。

    もちろんやってもいない治療を請求することや必要ではない治療をあえて行うなどは言語道断な話ですが、大多数のクリニックでは必要な治療をその人のためにと考えています。「安い」だけにフォーカスしてしますと、本当に必要な治療をしてもらえていないことに気付けないかもしれません。歯科治療は、その場限りではなく、長い目でお考えください。きちんとお話しをすること、コミュニケーションが大切ですね。

    こどもと女性の歯科クリニックロゴ

    治療法とクリニックの選択は、矯正治療の入り口であり、最も大切なことです。必ずご納得ができるまでリサーチをされてください。当院から精一杯お伝えさせていただくならば、「ランパセラピーが必要」と感じられるお子様は少なくありません。

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    運営者情報

    この記事を監修した人
    こどもと女性の歯科クリニック
    院長 岡井有子

    看護師として京都府内産婦人科等勤務を経て、大阪歯科大学に入学。大阪歯科大学大学院歯学研究科で小児歯科学を学ぶ。歯学博士。

    2017年東京都港区麻布十番にランパセラピー専門医院「こどもと女性の歯科クリニック」開院。

    2024年「医療法人社団セントワ」開設。同法人理事長就任。

    日本小児歯科学会・日本小児耳鼻咽喉科学会・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会・日本ダウン症学会所属。
    RAMPA研究会・赤ちゃん歯科ネットワーク所属。

    2025年European Conference on Dentistry and Oral Health(パリ)、MENA Congress for Rare Diseases(アブダビ)などにおいて、ランパセラピー学会発表。

    プライベートでは2児の母として忙しい毎日を送っている。

    こどもの矯正とRAMPA(ランパ)セラピー

    こどもと女性の歯科クリニック

    AM8:30〜13:00 PM14:00~18:00(最終受付 17:30)
    休診日:金曜・日曜日

    〒106-0046 東京都港区元麻布1-4-27-101
    TEL:03-6435-2281

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